file14 財産分与の計画を立てるの巻

どうやら、浮気が決定的となったら本腰を入れて対策を立てねばいけません。浮気の場合、法律上は不貞行為で、それ自体が離婚の理由になります。夫（妻）はもちろん、浮気相手も慰謝料請求の対象になります。浮気相手が複数いればそれぞれに請求です。

離婚時のお金関係の流れは２つ。ひとつは財産分与、もうひとつは慰謝料請求です。まずは、財産分与について解説します。

財産分与はその名のとおり、夫婦の財産を分けることです。基本的には半分こします。たとえば夫婦で貯金が600万円あれば、財産分与でそれぞれ300万円を手にします。

また、持ち家があれば、それをどうやって分けるかも考えないといけません。2,000万円のマンションなら、マンションを夫が受け取る代わりに、妻に1,000万円を払うとかですね。ローンが残っていれば、残りの支払いをどうするかも話し合います。車や家電など動産関係もです。

それから、最近話題になっているのが年金です。ちょっと前に法律が改正されて、夫婦が将来受け取る予定の年金も離婚時に分割できるようになりました。厚生年金の場合、結婚していた期間の掛金のうち半分まで分割できるようになっています。